パンタグラフスリ板 整備ロボット「パンダ」
人協働型ロボットにより省力化と粉じん作業からの解放を実現
パンタグラフのスリ板の解体・組立・研磨を行う人協働型ロボットです。
300km/hで走行する新幹線車両のパンタグラフスリ板は摩耗が早く進行するため取替頻度が多くなっており、年間の整備枚数は約1500枚にもなります。
そのためスリ板の解体、組立、研磨に相当な労力を要しており、研磨作業は粉じん作業でもあります。
今回、パンタグラフスリ板整備の省力化、粉じん作業からの解放を目的に同作業のロボット化に取り組みました。
※パンダの意味(PANDHR)Panta shoe mainte Diversity of Human Robot
■本ロボットシステムの特長
1台のロボットのアームでボルト着脱時はナットランナー、スリ板研磨時はグラインダーに持ち替え、自動で作業を行うことができます。人協働型ロボットを採用することで、ボルト着脱工程で人と協力し、交互に作業を進めることができます。
■導入効果
➣ロボット化により、ボルトのセッティング、ボルトの着脱、研磨作業が省力化 (年間約△1,600時間)
➣スリ板研磨作業をロボット化したことで粉じん作業からの解放が実現
➣ロボット化により、作業者のスキルによるばらつきがなく品質の均一化につながる
設置実績
JR九州様 ※特許出願中
開発社
安川電機㈱様との共同開発