製品・設備

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グリス自動塗布装置「E・モード」

正確なモリブデン塗布により軸力の安定と省力化を実現


卓上ロボットに装着されたディスペンサーがモリブデングリスを短時間且つ高精度でボルトねじ山の狙った部位に塗布することができ、軸力が安定します。

300km/hもの高速で走行する新幹線のブレーキディスクを締結するボルトは、大きな応力も掛かり安全上最重要部品のため、トルク管理に加え、より適正な軸力(締結力)とするため、締付前にネジ面にモリブデンを塗布しています。しかし同ボルトは車輪1枚当たり12本装備されており、年間では約14,000本を締結する必要があり、相当な労力を要しています。
またハケ塗りでは塗布量にばらつきが出るため、軸力の安定及び省力化を図るため同作業の自動化に取り組みました。


■本装置の特長
ボルトをチャッキングでセットすると、ボルトが回転するのと同時に卓上ロボットに装着されたディスペンサーが自動制御で移動しながらモリブデンを吐出し、短時間に高精度で狙った部位にモリブデンを塗布することができます
※装置名称E・モードの意味:E・MOADE(Exact Molybdenum Auto Dispensing Equipment)


■導入効果

➣モリブデンを高精度で適量を狙った部位に塗布することで、人手によるハケ塗りと 比べて軸力の安定度が向上した

➣塗布時間短縮及び手戻り防止により、年間△約390時間の省力化につながった

➣軸力超過によるボルト材料費約△200万円/年の節減につながった(導入後、軸力超過発生なし)

設置実績

JR九州様 ※特許出願中