製品・設備

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軸力測定ロボット「ボルト」

軸力計とロボットの連携により測定精度向上と省力化を実現


ロボットアームに装着した超音波式軸力計の探触子により、ロボットと軸力計が相互に通信し、締結されたボルトの軸力を高精度で測定することができます。

300km/hもの高速で走行する新幹線のブレーキディスクを締結するボルトは、大きな応力も掛かり安全上最重要部品のため、トルク管理だけでは不十分であり締付後の軸力を全数測定しています。
しかし同ボルトは車輪1枚当たり12本装備されており、年間では約14,000本を検査する必要があり、相当な労力を要しています。また手動測定では測定値にばらつきが出るため、測定精度の向上及び省力化を図るため同作業のロボット化に取り組みました。


■本ロボットシステムの特長
ロボットアームに装着した超音波式軸力計の探触子を自動制御でボルト頭部に的確な押付力で密着後、接触媒質の馴染み動作を行い、ロボットPLCと軸力計が相互に通信し的確なタイミングで計測値を取得し、精度よく軸力測定することができます。
 


■導入効果

➣ロボットの0.1mm単位の正確な動きと各部の構造上の工夫により測定精度が人手に よる測定と比べて約10倍になりました(ばらつきが約1/10)

➣年間△約1700時間(約1名分の年間作業量)の省力化につながりました。

➣測定値は自動的にパソコンに保存されるため、データ活用が容易になりました。

設置実績

JR九州様

開発社

安川電機㈱様との共同開発 ※特許出願中